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しゃなりの浴衣教室2024

こんにちは!

宇都宮に明治元年から続く呉服店、kimonoしゃなりの渡辺です。

夏は浴衣(ゆかた)の季節です。

一般的に夏祭りのイメージがあると思いますが、半襟(はんえり)を付ければ着物風にも着られます。

温暖化の昨今、お手入れが簡単という点でも大注目の浴衣(ゆかた)。

【今回は浴衣の着付け教室について】

kimonoしゃなりの最大の特徴。

老舗(しにせ)呉服店ならではの様子をお伝えいたします。

以下、先日の浴衣(ゆかた)教室のリアルです。

※実際の生徒さんの写真付き。

同時に皆さんからのご質問にもお答えします。

【何回くらいで、着られるようになるの?】

これは本当によく聞かれます。

浴衣(ゆかた)の着付けは、着物に比べ簡単です。

使う道具、手順も少ない。

加えて素材も綿や麻。

滑りにくい生地は、とても着やすい!

これらの理由から浴衣(ゆかた)の着付け教室は一回コースが多いのです。

kimonoしゃなりも例にもれず、一回コース。

生徒さん全員がほぼ「着付け初めて!」のメンバー。

成人式を控えた若い方〜お母様世代まで幅広い年齢層。

お友達や、親子参加もありました。

以下内容です。

浴衣(ゆかた)の着方

  ↓

帯の締め方(3 種類)

  ↓

一旦全部を脱ぎ、浴衣から帯まで再度着る

  ↓

浴衣(ゆかた)のたたみ方

※全ての動作は講師を見ながらの、同時進行。

ここまで2時間。

はっきり言って、結構タイトな内容でした。

にもかかわらず、午前、午後ともに優等生の生徒さん。

着付け教室の最中は、まさに怒涛の時間でしたが仕上がりはこんな感じ。

お見事!

つい先程まで浴衣(ゆかた)に触るのも初めてだったとは思えません。

浴衣(ゆかた)に、しつけ糸が付いたままの方もいました。

生徒7人に対し講師は2人。

1人が前で見本をし、もう1人が回りながらフォロー。

午前、午後と2回レッスンしました。

中には当然「とりあえずついていくだけ」という方もいます。

でも2回目は、かなりスムーズな動きに変化。

対面の強みをひしひしと感じます。

実際に見て覚えられる

  • 他の人の質問を横目で聞きながら→分かりやすい
  • その場で手順を確認できる
  • 周囲に誰かいることで、良い緊張感が出る
  • これらはYouTubeでは、正直、厳しい。

講師として生徒さんと接した感想です。

「帯締め、お嬢さんにはこんな感じが似合いますよ!」

具体的な着こなし、小物使いのポイントをレクチャー。

同じ帯結びでも、年齢や好みによって微妙にカタチが変わります。

例えば文庫結び(ぶんこむすび)。

浴衣(ゆかた)ではよく見る、リボンの帯結びです。

かわいい→大きく上に作ると◎。

大人っぽく→下に垂らすようにする。

それぞれポイントがあります。

こんなに変わる文庫結びの可能性

「紐(ひも)はこれくらい?」

「これではゆるすぎ、これくらい締めます。」

「裾(すそ)をつぼめて着付けると、スラッと痩せて見えます。」

「下っ腹をペタンコに見せる、帯の巻き方、、。」

皆さんが一気に、集中力を発揮する瞬間です。(笑)

教室後の皆さん。

それぞれの着付けについて

話に花が咲きます。

kimonoしゃなりのスタッフは、着付け師が多いです。

普段から自装(じそう)、多装(たそう)をします。

そこから得た具体的なポイント!

これらを着付け教室でお伝えする。

手順や仕草の型より実践重視。

〈どれだけ楽に、キレイに着られるか?〉

  • 共通の道具はなし
  • 代用可能なものはどんどん利用する
  • 体型、好みに合わせた着方
  • 少人数制、もしくは個人レッスン

【何回くらいで、着られるようになるの?】

写真のように、一回の教室で

「何とかカタチになる」のは事実です。

ただ細かい突っ込みどころもいっぱい。(笑)

浴衣着付けあるある

・裾(すそ)が短くなりがち

つんつるてんの浴衣(ゆかた)みたいに見える

・裾(すそ)が左右に広がってしまう。

帯下のラインがロングスカート状に

一部、裾(すそ)についても、掘れば色々出てきます。

生徒さんも、いざ着付けをしてみると

「ここをもっと、こうしたい」

「ここが気に入らない」

等、改善点が見つかります。

これらから申し上げて

〈一回では、はっきり言って難しい〉

と言うのが、個人的な感想です。

〈一回だと、自分の着付けに満足できない〉

とも言えます。

着ることは出来ても、堂々と歩ける着付けに満たない。

【着付け師・プロ目線】

仕事柄、プロの着付け師に囲まれています。

先輩の着付けを目にする日常生活。

自装(じそう)多装(たそう)問いません。

※自装(じそう)→自分で自分に着付けすること
※多装(たそう)→他人に着付けをすること

先輩の着付け。

一見完璧に見える着付けでも、

本人曰く

「帯の柄がズレたのが気に入らない」

いやズレてない。(笑)

それでも目をこらして見れば

ほんの一分(いちぶ)、約3ミリ程。

言われてみれば、と言うレベルです。

それでも本人の中では完璧じゃない。

プロにはこの姿勢が必要です。

でも自装(じそう)や、楽しむ着付けに完璧は不要。

むしろこれがあると、いつまでたっても表を歩けません。

〈どこかで見切りをつける〉開き直りが必要です。

令和の昨今はさすがに、いないのかな?

着物警察は、今や絶滅危惧種です。

また警察を名乗る人の多くが、プロではないと思います。

100歩譲って、困ってる人の着崩れを直してあげたとて。

そこに文句をつけ、事情聴取なんてあり得ません。

下手だって良いじゃないですか!

完璧なんて言ってたら、楽しみが後回しになるだけ。

だからあえて言います。

【浴衣の着付けは、一回でできる!】

分かってます!

一回で満足いくわけない。

でも一応カタチにはなっている。

もうこれくらいの勢いで参りましょう。

さらに今はYouTubeあり、着付けサービスもあり。

kimonoしゃなりもやってます。

浴衣購入の方は、一回着付け無料。

着物購入の方に至っては、ずっと着付け無料です。

便利なツールも活かし、浴衣を楽しんでくださいね。

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