1. HOME
  2. ブログ
  3. きものの知識
  4. 卒園式・卒業式・入学式はぜひ着物で。知っておきたいルールとマナー。

卒園式・卒業式・入学式はぜひ着物で。知っておきたいルールとマナー。

生徒さんの中には、お子様の卒入式に着物が着たくて今回着付教室に申し込んだ!という方もいらっしゃいます。そうなんですよね。式典は、朝早くからのお支度で、着付をしてくれる所を探すのも、なかなか苦労します。

でも、自分で簡単に家で着ることが出来れば、慌ただしく会場に向かうこともなく、ゆったりとした気持ちで、参列できますよね。

安心して大切な日が迎えられるよう、私もお手伝いが出来ればと思います。

卒園式・卒業式・入学式にふさわしい着物

さて、いざ着物を着たいと思っても、何を着たらいいのか、わからない。という方も多いと思います。

着物には、大きく分けて、フォーマルの着物とカジュアルの着物の2種類に分けられます。式事などに着用するのは、フォーマルの着物になり、一般的に式典などで着用されるのは色無地・付下げ・訪問着などになります。

色無地…着物に染めや刺繍などの柄がないもの。生地には、地紋(織りの模様)があるものとない物があります。色は単色。黒以外で染められたもので、紋(家紋)が入っているものとないもので格が変わり、着れる範囲が変わってきます。

付け下げ…訪問着に比べて、柄の入り方がすっきりしてきます。主に左胸、上前(正面足元)、左袖前、右袖後ろに柄が入ります。

訪問着…付け下げと比べて柄がたっぷり入ってきます。上前ばかりではなく、後ろ見頃にも柄が入ってきます。華やかで豪華な印象を受けます。

どちらにしても、式典の場合、主役はお子様になるので、主役を引き立てるような控えめなお色味、柄のものを選ばれると良いと思います。私は、いつも卒業式には、暗めの色で入学式には明るめの色の着物を選んで着て行くようにしています。

ちなみに、帯は袋帯を合わせましょう!帯結びもシンプルな二重太鼓で、あまり目立つような変わり結びはふさわしくありません。帯締めや帯揚げなどの小物も着物に合った色味でフォーマル用のもので合わせましょう!重ね衿は、あってもなくても構いません。

着用時のマナーとルール

外出の際、ジャケットを羽織るように着物の時も防寒、防風、防雨、また帯を守る為に羽織りやコートなどを着ます。昔、私の母は、紋が入った黒羽織を着ていたのを覚えています。今は多種多様で、道行や羽織、コートにちりよけなど、みなさん場面に合わせてアウターも変えられています。

会場に入る際、このアウター類は、脱ぐのが決まりです。ただ、羽織だけは脱がなくても良いと言うややこしいルールがあるんですよね。判断が難しい…と言う方は、式典には脱いで参列されたほうが無難だと思います。

また、逆にアウターはお持ちでない方もいますよね。ぜひ、そんな方は、大判のショールやストールなどを使って、車の乗り降りなどの際、帯を守ってあげて下さい。

あとは、替えの足袋もお忘れなく。“うっかり”は誰でもある事です。真っ白な足袋を汚してしまうと意外に目立つものです。汚してしまった時、すぐに交換できるよう替えを持ち歩くことおすすめします。

あと、お草履もしっかり点検しておいて下さいね。出先でのトラブルもよく耳にします。台の下が剥がれてしまった。とか、鼻緒がとれてしまった。とか、実際によくある話しです。しばらく履いていないお草履は特に確認が必要です。

あと、私は式典が体育館などでスリッパに履き替えなくてはならない時、スリッパではなく室内用の草履を別に用意して使っています。足袋ですとスリッパに足が入りにくく、とても歩き難いのと、やはり草履を履くと高さが出るので、裾裁きもいいですし、うっかり裾を踏んで汚してしまうことも防ぐことが出来ます。何より着姿の見た目がかなり変わります。凛とした華やかな装いには、足元にも気を配りたいものです。

髪飾りもつけてよいのですが、“お花や大きなかんざし”よりは、“パール”など品のある優しい感じの飾りがおすすめです。

それから、式の日が晴れの日ばかりとは限りません。雨や雪のこともあるでしょう。実際、私は一番下の子の小学校の入学式が雪でした。桜をバックに雪が降る中の記念撮影。なかなかないですよね。今となってはいい思い出ですが。そんな悪天候で着物を着るのを断念…なんてことがないよう、雨コートや草履カバー(足元を濡らさない為のものです)なども備えておくと安心です。

まとめ

卒業、入学シーズンになると、お子さんのお支度に気を取られがちですが、お母さまご自身の準備もお忘れなく。

愛するお子様の卒業式や入学式は、親御さんにとっても、とても感慨深いものですよね。大切な成長の節目です。着物は祝うために着るものでもあります。ぜひ、お着物を着て、お子さんの成長を祝ってあげて下さい。いつもとは違う、お母さまの着物姿をお子さまがみたら、きっと喜ぶと思いますよ。そして、きっとお母さまのお気持ちもお子さまに伝わると思います。

お子様の健やかな成長を願って…

KIMONOしゃなり 寺﨑


————————————————–

着付け教室のお申し込みはこちらから
きもの屋さんのプロが教えるカジュアルな着付け教室
着付け教室お申込みフォーム

着付け教室無料体験レッスンのお申込みはこちらから
無料体験お申込みフォーム
(24時間ご予約いただけます)

ご来店予約、お問い合わせはこちらから
お問い合わせフォーム

ご来店予約、お問合せはLINEからも承ります。
「KIMONOしゃなり公式アカウント」お友だち登録はコチラから

お電話でのお問い合わせはこちらから
0120-352983
(営業時間10:00~18:30 / 水曜定休)

————————————————–

着物のある豊かな生活をしゃなりから
お客様の人生をより豊かに、
生活に寄り添う着物を提案いたします。

株式会社福田屋呉服店グループ
Kimonoしゃなり
栃木県宇都宮市大通り1-1-19
TEL:028-622-4329

スタジオかれん 宇都宮大通り店
栃木県宇都宮市大通り1-1-3
TEL:028-623-0753

スタジオかれん 那須塩原乃木参道店
栃木県那須塩原市新南163-580
TEL:0287-39-0753

COCON NIKKO 日光着物レンタル
栃木県日光市石屋町425
TEL:0288-25-6625

楽天市場きものしゃなりすと

関連記事

着付け教室 無料体験お申込み
お問合せ

ACCESS店舗

しゃなり

〒320-0811 栃木県宇都宮市大通り1-1-19

Tel.028-622-4329

トータルフォトスタジオ
Calen

〒320-0811 栃木県宇都宮市大通り1-1-3

Tel.028-623-0753

トータルフォトスタジオ
Calen乃木参道店

〒329-2704 栃木県那須塩原市新南163-580

Tel.0287-39-0753

日光着物レンタル
COCON NIKKO

〒321-1405 栃木県日光市石屋町425−1

Tel.0288-25-6625

ご来店予約・お問い合わせ

Tel.028-622-4329

着付け教室無料体験お申込み

ご来店予約