振袖・それぞれ変化したこと、変わらないこと
こんにちは！
宇都宮に明治元年から続く呉服店、kimonoしゃなりの渡辺です。
今回は振袖の変化について
成人式の歴史が始まって以来、振袖は未婚女性の正式礼装としてお嬢様方の心に根付いてきました｡
普段着物を着ない人でも、成人式のニュース等を聞くと真っ先に色とりどりの振袖を思い浮かべます｡
華やかで、晴れやかで、若さを体現するかの様な振袖に、、｡
目に見えて「変化」が現れてきました｡
日々振袖選びの現場にいて、感じたことをそのままお伝えしようと思います。
令和になってからよりハッキリと、変化を感じるようになったものです｡
成人式もあと数ヶ月に近づいてきました｡
この時期に改めて意識しすることも多いのではないでしょうか？
ご自身の成人式を思い返して、今のお嬢様と比較しても面白いかも知れません｡
変化したことNo.3
- 振袖の色味
- 主導権はお嬢様に？
- ご家族の前撮り参加
変わらないことNo.3
- 振袖の金額
- 一生の思い出
- 家族のお祝いだということ
変化したこと
1.振袖の色味
成人を控えたお嬢様、の！お母様｡
ご自身の振袖は何色でしたか？
よく聞くのが
深めの赤や、サーモンピンク｡
お母様の時代はレンタルが比較的少ないです｡
購入した振袖を長く着られるように
「華やかだけど、同時に無難」な色が人気でした｡
こちらは令和の最新作｡
「これ、振袖ですか？」
実際に振袖選びのお母様、第一声はこんな感じです｡
シックでシンプルな色合いに、まずは驚きの声があがります｡
ちなみに下記ページから最新デジタルカタログの無料ご請求ができます。
気になったらぜひ見てみてください。
令和に入って間も無く、くすみ色が入ってきました。
華やかな振袖のイメージからは真逆の雰囲気｡
令和5年の今も、根強い人気が続きます｡
※ただ実際にはこのままのコーディネートで会場に行くと、「周りはもっと華やかだった。」という話もよく聞きます｡
2.主導権はお嬢様に？
「母と祖母が、私の振袖を勝手に決めて来たんです。」
振袖選びに来たお母様から、よく聞く話です｡
「そもそも振袖選びに行ってない｡」
「そういうものだと思っていた｡」
「自分の経験から、娘には好きな振袖を選ばせてあげたい、、！」
今のリアルは、お嬢様本人が自身で振袖を選びます｡
勿論まだ若いので、手探りですが、スタッフと相談しつつ、、。
またお母様と相談しながら、決めることが多いです｡
つくづく時代だと思います。
3.ご家族の前撮り参加
前撮り｡
お母様の中には、「写真も成人式当日に一緒に撮った。」という方もいらっしゃいます｡
当日のため、忙しなく、前撮りは流れ作業です｡
自分の後に皆が並んで待っていて、撮影の様子を見られている｡
当然笑顔は出ず、引きつりまくりの振袖姿｡
「もうほぼ罰ゲームですよ！」
お母様ご自身の前撮りは、あまり良い思い出ではない方も多いです｡
だからという訳ではないと思いますが、母娘のツーショット｡
またはご家族での記念撮影が人気です。
前撮り初めてのご家族にそれをお伝えすると、はじめは皆さんびっくりされます｡
でも「せっかくなら」とご家族で前撮りをされた方全員が
「やって良かった〜！！」
と感激されています｡
お嬢様はじめ、前撮りに向け皆さんで歩幅を合わせる作業が、素晴らしく楽しいのです。
変わらないこと
1.振袖の金額
時代を経て金額が変わらない＝実は値段は下がっています｡
実際振袖の値段を見て
「この値段で振袖購入出来るんですか？」
「確か、私の時は3桁したので驚きました｡」
元々振袖自体が高級品です｡
高価なものに変わりはありませんが、価格帯のバリエーションが増えました｡
「しゃなりさんってもっと、高額かと思ってました｡」
これもよく言われるセリフの一つです。
金額等、お問合せもお気軽にどうぞ｡
2.一生の思い出
成人式に向かうお嬢様方の笑顔を見たことがありますか？
正直不安もあり、期待と緊張の笑顔｡
kimonoしゃなりのスタッフは着付師です｡
成人式の当日、着付けをしながらそれを直に見ます。
「ああ〜とにかく、最高の思い出を作ってきて欲しい、、！」
心から願わずにはいられません｡
後日成人式が終わり
「どうだった？」
来店したお嬢様に聞くと
溜めて、溜めてからの、
「っっすっごく楽しかったです、、！」
もう大爆笑！！です。
着せ替え人形だった七五三とは異なり、若いお嬢さんにとって人生初の
「節目」体験です。
振袖を着て飾って、というだけでなく
人生への
高揚感、また不安｡
お友達との再会等｡
これらを実感して気持ちも引き締まる｡
成人式自体はたった一日ですが、それが強烈に光って残るんです。
そして大人になると、「親がどれだけのことをしてくれたのか」身に染みてわかるのだと思います。
3.家族のお祝いだということ
言い換えれば、お嬢様だけのお祝いではありません｡
ご家族の時間、労力、気力、体力全てを糧に、お嬢様は成人を迎えられます。
殊にお母様のご苦労はいかほどでしょうか？
「お嬢様に作ったおにぎりの数を数えられますか？」
「お母様がどれだけご苦労なさったか、分かっていますか？あ⁈︎」
ふう、、。少し興奮してしまいました。すみません。
とにかく、お嬢様のお祝いは、ご家族のお祝いでもあります。
だからこそ、前撮り撮影に参加され、あれ程皆さん感動されるのだと思います。
最近はご両親、お祖母ちゃま、お祖父ちゃま
一緒の前撮りも増えています｡
成人式の前撮りの後、次に皆で写真を撮るのはお嬢様の結婚式です｡
そんなこと意識してお祝いに臨むと、とても充実した血管を得られます｡
まとめ
実際に現場に居て感じたことを記してみました｡
皆さんの例を活かし、お嬢様やご家族にフィットするカタチを見つけていただければ幸いです。
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