陸前高田からの荷物。
東日本大地震から7ヶ月が過ぎた今
やっと陸前高田のお客様Nさんから届いた荷物。
開けてみると
家族で幸せに過ごした瞬間が目の前によみがえってくる
思い入れのある淡いピンク色の振袖、帯、ショールが入っていた。
3・11からの
苦しみと
現実に向き合い生活していこうとする葛藤。
手紙も一緒に添えられて
津波の中から見つかりだしだ泥に覆われたキモノを
今なお暮らす仮設住宅から希望を抱き宅急便にのせたくれたのだ。
あまりのも衝撃的な振袖やショールの変わりように
ワタシ自身、画像もコレだけしか載せられない。
泥の臭いと、砂まみれの袋に詰められた愛情あふれる母の思いは
これから一歩また一歩と前進するであろう家族のみんなの
励みになるに違いない。
あの頃のように・・
あの頃の笑顔で・・
また、この振袖が甦って
着る瞬間が、家族みんなの幸せならば
すっかり見違えてしまった様の
変わり果てたキモノや帯を
今ワタシ達が出来る最高のお手伝い、気持ちを込めてやりたい!
困難かもしれませんが染み抜き、そして泥落としの丸洗い・・・
しゃなり福田屋の一員として精一杯大事にに承ります。
どうか綺麗になりますように。
どうかまた笑顔が戻りますように。
Nさん、送ってくださりありがとうございました。