やっぱり、淋しいよね。。。この季節。

ギラギラした太陽に照らされて容赦ない暑さ、

寝苦しい夜、

気持ちの良い水の音。

毎年のように猛暑で生き地獄のようであっても、

夏が終わるのが淋しいのはいつも一緒。

そんな９月１日は

毎年恒例の年度末（８月が会社の決算月）の年に一度の棚卸に追われてるのです。

今年は８月３１日が日曜日ということもあり

お客さまご来店でバタバタ棚卸できないと初めからあきらめての本日（笑）

スタッフ総出でバーコードリーダー片手にピコピコやってます

きっとホームセンターや雑貨屋さんや１００円ショップとかじゃ

数えるだけでもかなりの量なんだろうなぁ～と、ちょっとまだ余裕考えつつも

なんだかんだ意外と多いのよ・・・

腰ひも一本から、何種類もある前板、カタチの違う帯枕、ストレッチやレース足袋とか、なんか細かい髪飾り、一つづつバーコードも違う帯締め、そしてたとう紙、丁寧に扱ってる帯どめ、今シーズンでいっぱい揃ってる七五三、片づけながらの浴衣、草履や下駄、２Ｆにびっしりの振袖と袋帯、細かい種類で分かれてる半襟や帯揚げ・・・・・・・・・・

だいたい一日では終わらないけどね（←開き直り！）

そんなこんなの恒例の９月１日ですが、

決算を終え会社としては新年度の第一日目でもあるのです。

今年度もたくさんお客さまに恵まれ、支えられ、地元に根付いたキモノ屋さんであるために日々精進したいと思います。

それと・・・・

９月１日は、もうひとつ。

私が大好きだったおじいちゃんの誕生日。

このお店が昔の建物だったころ、

よく奥の帳場のところで小説読みながら煙草吸っていたのよね。

この時代じゃ考えられない店内で店主がいつもぷかぷか喫煙だなんて。

温和な性格で賢くてお客さんにはキモノ一反も売ったことのないほどの商売オンチ。

病院から嫁に来たおばあちゃんのほうがずっと女将さんでバリバリやってた。

そんなおじいちゃん、すっごくあったかくて優しくて大好きだったな。

誕生日は関東大震災の日って覚えやすくて幼心にもすぐ覚えた記憶がある。

私が中学生の頃に他界したのでずいぶん前の話だけど、

毎年この日はおじいちゃんを想い出だせる大切な日。

今頃おばあちゃんと一緒に天国でのんびりラドン温泉でも入ってるのかな～。

夏が終わって秋が来る。

また一歩踏み出そう。