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結婚式の着物について

結婚式のイメージ画像

【お呼ばれの装いを分かりやすく解説】

結婚式に招待されたとき、着物で参列すると華やかで上品な印象になります。

しかし、着物には種類や格式があり、どのようなものを選べばよいのか迷うこともあるでしょう。

ここでは、年代や既婚・未婚に合わせたふさわしい着物について、初心者にも分かりやすくご紹介します。

1.結婚式に適した着物の種類

結婚式に着ていく着物は、格式の高い「礼装(れいそう)」や「準礼装(じゅんれいそう)」が基本です。

カジュアルな小紋(こもん)や紬(つむぎ)は避け、格のある着物を選びましょう。

① 訪問着(ほうもんぎ)

訪問着は、華やかな柄が全体に描かれている着物で、格式のある場にふさわしい準礼装です。

既婚・未婚を問わず着ることができ、結婚式のゲストとして最も選ばれる着物のひとつです。

・おすすめの年代:20代~60代
・帯:袋帯(ふくろおび)を合わせるのが一般的
・柄:上品な花柄や季節のモチーフが人気

訪問着は、披露宴や格式のあるパーティーにも適しているため、一枚持っているとさまざまな場面で活用できます。

入学式、卒業式でもよく見かけますね。

② 色留袖(いろとめそで)

色留袖は、裾(すそ)に柄が入ったフォーマルな着物です。

家紋(かもん)の有無によって格が変わり、三つ紋や五つ紋が入ったものは礼装として格が高くなります。

・おすすめの年代:30代~60代
・帯:袋帯を合わせる
・柄:上品で落ち着いた柄が多い

色留袖は、親族や仲人(なこうど)として参列するときにふさわしい着物ですが、ゲストとしても問題なく着用できます。

訪問着より格が高く、皇室行事にも適しています。

③ 振袖(ふりそで)

振袖は、袖の長い華やかな着物で、未婚女性の第一礼装です。成人式の印象が強いですが、結婚式でも格式のある装いとして着ることができます。

特に親族の結婚式では、特におすすめ。

新郎新婦の母が留袖(とめそで)を着る場合が多いです。

統一感➕華やかでお祝いが盛り上がります。

・おすすめの年代:20代(未婚)
・帯:袋帯を合わせる
・柄:華やかで明るい色合いが人気

振袖は若い未婚女性が着る着物なので、30代以降になると訪問着や色留袖を選ぶ方が多くなります。

④ 黒留袖(くろとめそで)

黒留袖は、裾に模様が入った黒地の着物で、既婚女性の第一礼装です。

主に新郎新婦の母親や親族が着るため、友人や一般のゲストとして参列する場合には選ばないのが一的です。

・おすすめの年代:30代~60代(親族向け)
・帯:格の高い袋帯
・柄:おめでたい吉祥文様が中心

親族として結婚式に出席するときにふさわしい着物です。

⑤色無地(いろむじ)

その名の通り、無地の着物です。

色無地は合わせる帯によってフォーマル、カジュアルどちらにも対応可能!

汎用性の高い着物です。
結婚式には袋帯(ふくろおび)でフォーマルの装いに。

同じ色無地(いろむじ)でも、合わせる帯や小物によって雰囲気がガラリと変わります。

着物の色が控えめでも、重ね襟(かさねえり)を加えたり、小物しだいで結婚式に寄せた雰囲気に。

両手に?マークを持つ女性のイラスト

2.年代別のおすすめ着物コーディネート

20代の方におすすめ

・未婚の場合:振袖、訪問着
・既婚の場合:訪問着

20代の未婚女性は振袖がもっとも華やかで格式のある装いです。

既婚の場合は訪問着が適しています。

明るめの色や可愛らしい柄を選ぶと若々しい印象になります。

30代~40代の方におすすめ

・訪問着、色留袖

落ち着いた色合いの訪問着や色留袖が似合う年代です。

親族として出席する場合は、色留袖を選ぶと格式が保たれます。

50代~60代の方におすすめ

・訪問着、色留袖、黒留袖(親族の場合)

落ち着いた色の訪問着や色留袖がふさわしいです。

新郎新婦の母親や親族として出席する場合は、黒留袖を選ぶと良いでしょう。

3.既婚・未婚での違い

・未婚女性は振袖を着ることができる
・既婚女性は黒留袖や色留袖が適している

結婚式では、未婚女性は華やかな振袖を着ることができますが、既婚になると袖の短い訪問着や色留袖を選ぶのが一般的です。

友人としての出席なら訪問着が最も無難で、幅広い年齢層で着られます。

4.帯や小物の選び方

・帯は格式のある袋帯を選ぶ
・帯締め(おびじめ)や帯揚げ(おびあげ)は明るめの色を選ぶと華やかさがアップ
・草履(ぞうり)やバッグは光沢のあるものを選ぶとフォーマル感が出る

訪問着や色留袖には袋帯を合わせるのが一般的です。

金や銀が入った帯を選ぶと、華やかさが増します。

小物も、明るい色を選ぶと顔まわりが華やかに見えます。

手で✖をしている女性のイラスト

5.結婚式で避けるべき着物

・小紋(こもん)や紬(つむぎ):カジュアルな着物なので不向き
・黒や地味な色の着物:お祝いの席では明るい色がふさわしい
・花嫁と被る白い着物:白無垢(しろむく)と重なるため避ける

小紋や紬は普段着に分類されるため、フォーマルな結婚式には適していません。

また、黒一色や白一色の着物は、場にそぐわないため避けるのがマナーです。

まとめ

結婚式に招待されたときの着物選びは、年代や立場に応じて適切なものを選ぶことが大切です。

訪問着は最も万能で、未婚・既婚を問わず着られるため、迷ったときにはおすすめの選択肢になります。

未婚女性は振袖、親族として出席する場合は色留袖や黒留袖など、TPOに合わせた装いを心がけるとよいでしょう。

帯や小物もフォーマルなものを選び、華やかで品のある着こなしを楽しんでください。

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