お母様のお振袖をご利用になる際に気を付けたい三つのポイント
最近、お振袖の案内をしていると、「母の振袖を利用します」というご家庭がよくあります。
実際、来店されるお客様の中にも、お母様のお振袖を利用したいとお持ちになられる方が多いように思います。
そこで今回は、お母様のお振袖をご利用になりたい方向けに、ポイントを3つご紹介いたします。
【ママ振で気を付けたい3つのポイント!】
ポイント1・寸法
ポイント2・状態
ポイント3・小物類
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ポイント1・寸法
まず最初のポイントは、寸法です。
お母様とお嬢様の寸法があまりに違うと、そのままお召しいただけないことがあります。
例えば、身長差が10センチ以上ある場合は、そのままお召しいただくのが難しいことが多いです。
また、意外と多いのが、身長は同じくらいだけれど腕の長さが違う、という場合も。
寸法はお直しすればOK…?
寸法が合っていない場合の対処法として、お直しすることも可能です。
しかし、「少しだけ長さが足りない程度」であれば、直さずにそのままのご着用をお勧めすることもあります。
なぜなら、お振袖はお仕立ての際に余った生地を、内側に折り込んでいることがあるのですが、
その折り込まれている生地の長さが、お直しで必要な分まで残っていないこともあるからです。
また、生地は残っているけれど柄が入っていない、ということもあります。
これはどういうことかというと、お振袖がインクジェットで柄付されたもの(最近のリーズナブルなお振袖に多いです)であれば、生地の端の部分まで柄が入っている場合が多いのですが、
お持ちいただいたお振袖が、手描きで柄付されたものですと、
内側に入り込まれている生地の部分までは柄が描かれていないことがあるためです。
さらに、日焼けの影響によって、内側に折り込まれていた生地と、表に元々でていた生地で色が異なっている事が多いです。
どんなに丁寧に保管をしていても、表面に出ている生地は少しずつ焼けてしまうので、
「出してみたら色が違った」ということが起こります。
その場合、寸法直し以外に「色を合わせて染める」という工程が必要になります。
このように、「柄が入っているか」や「色が違っていないか」は縫い目をバラしてみないとわからないので、「少し裄が短いかな?」くらいの場合は、無理に直さず、そのままのご着用をお勧めする場合があります。
そういった場合は、きちんと理由なども説明させて頂いた上で、寸法を直すのか、そのままご着用になるのかなどお伺いさせていただきます。
ポイント2・状態
次のポイントは、お振袖の状態です。
お振袖の案内をしていると、「お母様のお振袖はあるけれど、何年もしまいっぱなし」ということがよくあります。
今までお客様にお持ちいただいたお振袖の中にも、カビが生えてしまっているものや、日焼けしてしまっているものなどがありました。
そういった部分も、お店にお持ち込みいただければ、スタッフがチェックさせていただきます。
ただ、カビの生えてしまったお振袖はクリーニングに出しても、表面のカビが取れるだけで、繊維の間に入っているカビまでは取れないことが多く、しばらく閉まっておくと、またカビが生えてきてしまうことがあります。
ですので、もしカビが生えてしまったときは、『洗い張り』という、着物を解いて反物の状態に戻してから洗う方法でクリーニングをして、再度振袖に仕立て直すことをお勧めしています。
他にも、「樟脳(防虫剤)と一緒に保管していて、金彩が変色してしまった」ということがありますが、変色してしまったものを元に戻すのは正直難しいです。
ですので、保管の際は樟脳は入れないようにしていただくことをお勧めします。
また、樟脳の匂いがついてしまった場合は、陰干しをしていただくと少しはとれることがあります。
ポイント3・小物類
最後のポイントは小物類です。
お母様のお振袖をご利用になる場合、帯締め、帯揚げ、重ね襟などは今風のものに変えるお嬢様が多いです。お客様によっては、帯も変更される方もいますが、これらを変えるかどうかはお嬢様の好みにもよってきます。
これ以外に、気をつけていただきたいポイントが、草履バッグと、着付けに使う小物類です。
草履バッグについては、特に草履なのですが、草履の底の部分は強力な接着剤でついておりますのでどうしても経年劣化で剥がれやすくなってきます。
ですので、底の部分にヒビが入ってきてないかなどをチェックしていただければと思います。
他には、着付けに使う小物がきちんと揃っているかどうかも重要です。
いざ着付けの時に小物が足りなかったとなると大変なので、事前に確認しておくことをお勧めします。
その際に、コーリンベルトがキチンと機能するかもみておくといいかと思います。
着付けに使う小物ってどんなの?という方はこちらの記事をご確認してみてください。
最後に
今回は、お母様のお振袖を使う際のポイントを3つご紹介しました。
お母様のお振袖をお召になる予定のお嬢様、ご家庭にお持ちのお振袖について不安なことや疑問などございましたら、一度しゃなりまでお持ちいただければと思います。
しゃなりには和裁師が常駐しておりますので、寸法のチェックや状態の確認をさせて頂きます。
また、小物が揃っているかのチェックや、お嬢様の好みに合わせたコーディネートの提案などもあせて頂きますので、ぜひお気軽にご連絡下さい。
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