振袖のサステナブルファッションって?受け継がれる思いとともに
みなさまこんにちは
栃木県宇都宮市の振袖きもの専門店Kimonoしゃなり、若林千夏です。
いよいよ7月に入りました
そろそろ成人式の準備段階へ入っている方も多いのでは?
今回は、最近のホットワード「サステナブルファッション」。
えっ?きもの業界でそんな社会に向けての取組みってあるの?
実は今注目のワード「SDGs」環境に配慮した(または良い製品を長く着続けること)使い捨てから再利用を意識した取り組み、ってきものの世界では当たり前の風習だったりするのです。親から子へ、子から孫へと受け継がれ大事にされているきものや帯、日本では昔から伝統的に行われている習慣です。
少々大げさなブログタイトルでしたけど、そんなきもの業界のサステナブルファッション、今回は特に「ママ振袖」について、気になるコーディネートの小物選びやお手入れ方法などに焦点を当てて紹介させていただきます!
これから準備をする方は必見!専門店だから安心できる最新のママ振袖情報をお届けいたします~。
サステナブルって何?
最近ニュースや新聞でもよく目にするサステナブルという言葉。
サステナブルとは「持続可能な(sustainable)」という意味であり、その後に続く「開発(Development)」の意味もあります。
2015年には国連サミットで「持続可能な開発のためのアジェンダ」が採択されて広まりました。
その中心である「Sustainable Development Goals」つまり、「持続可能な開発目標」がサスティナブルの言葉につながり、サスティナブルという言葉は、人々の活動は自然環境が持続可能で人類社会が持続可能な発展をするようなものでなければならないという意味を持っています。
サステナブルファッションとは
環境に配慮した製品を作っているメーカーを支持したり、使い捨てせず生地をリメイクしたり、良いものを長く着用することも含まれています。
良いものを長く着る、そうですよね!
モノと一緒にそれぞれの思いも詰め込み、作り直したり再利用したり。
これぞきものの良さ、ママ振袖の良さ。
ママ振袖はコーディネートで決まる
さてさて本題に入りましょう。
成人式の準備でお嬢さまにお譲りするのに、久しぶりに箪笥から出した大切なママ振袖。広げるのも羽織るのも何十年ぶり?でしょうか。
あのころの自分の二十歳の想い出が懐かしさと一緒によみがえりますよね。
そのままでママ振袖を使うには、若干くたびれている部分もあるかもしれません。そんな時は、帯締めや帯揚げ、半襟や帯などを「リスタイル」して、今風にイメージチェンジするのがおすすめです!
【半襟】
お顔周りのコーディネートでとても存在感があるのが半襟です。
最近はパール箔や色糸刺繍、レース、絞り、カラー無地等、種類も豊富で色や柄にもレパートリーが沢山あり振袖に合わせて気軽に取り換えるアイテムです。
長襦袢に縫い付ける半襟は、何度か着用する度にいちばん汚れが付着しまよね。どうしても首元の皮脂汚れやファンデーションなどが付着したり、きれいにして箪笥にしまっていても長年保管している間に劣化していたりしますので、専門店に相談に行き半襟を新しくすることをおすすめします。
特に正絹(シルク100%)の半衿は長年付けておくと黄ばみも出るものです。これは正絹特有の事ですのでなかなか防ぐことはできませんね。
ちょっと昔は、白無地の正絹半襟が主に使われいてた時代もありました。今では華やかな色と柄でデザインされている半襟も多いので、襟元のイメージチェンジはしやすくなりましたね!
【帯締めと帯揚げ】
ママ成人式時代とは違い、最近の帯締めや帯揚げはそれはそれは進化しています!笑
しっかりと太めの丸組紐に色とりどりのつまみ飾りやパール飾りが付いているものや、ちりめん細工のおしゃれなものだったり・・専門店ならではの品揃えだけに色とタイプはかなり揃っています。
ママ振袖がますますおしゃれにキマリます!
そして一番の自慢は、当店のはほとんどの小物が信頼できる「日本製」のものを仕入れています。やっぱり違いがあるんですよね、日本製は着心地や着付けでわかります。
「ママの頃はこんな帯締めに飾りなんて付いてなかったわ~」
「紐一本くらいスッキリしてたのしかなかったのよ~」
なんて、ママ振袖をコーディネートしているときによく聞く会話。
帯揚げにも、以前は無地タイプのちりめんや絞りがスタンダートでしたが、今は刺繍をほどこした絞りタイプや、ラメ入りの友禅タイプ、ちりめん刺繍やレースの帯揚げまで豊富にあります。
【草履バッグ】
意外と忘れがちですが、ちゃんとチェックしておきたいのが草履です。
長く履かずに保管していると、草履の鼻緒や底台が劣化していて久しぶりには居たとたんに鼻緒が取れてしまった!なんて聞くこともよくあります。
コーディネートする際一番大切なのはママ振袖の雰囲気。
古典スタイル、モダンスタイル、すっきり柄振袖、いろいろな雰囲気にあわせて草履とバックは合うものを揃えましょう。
当店で一番人気は帯地で作られた正絹の草履バックセット。
ゴールド系、ブラック系、レッド系、シルバー系。地色は様々ですが、帯地と同じ織なので華やかで振袖を引き立てます。もちろん草履の鼻緒とお揃いでセットされているのが嬉しいですよね。
そしてバッグも持ち手や金具がおしゃれだったり、持ちやすくなっていたり(昔のはよくチェーンが出るタイプの和装バッグが多かったですね)デザインによってはドレスのシーンでも使えたりするものもあります。
コーディネートの詳しいことは
「半襟、重ね襟、小物を素敵に変えると映えるって本当?」でも紹介していますのでぜひちぇっくしてみてください!
ママ振袖のお手入れ方法
ママ振袖を引き立てる小物コーディネートを揃えると同時に、お手入れ状態もチェックしておきましょう。大切に長く使いたいきものは上手なお手入れや保管がポイントです。
久しぶりに箪笥から出した瞬間、あれ?シミかしら。たたみシワがひどい!模様のところがカビてしまった!なんてお客様からのご相談はよくあります。
まずはご自宅で振袖や長襦袢や帯を広げてみて全体をチェックしてみてください。どこか気になるところがあればずぐに専門店へ持っていくのがいいでしょう。
Kimonoしゃなりでは、ママ振袖のお手入れを承っております。
丸洗い(プレス仕上げ込み)9,570円
部分シミ抜き 2,200円~
プレス仕上げ 3,080円~
正絹の振袖や長襦袢はなかなか気軽に自宅でお洗濯はできません(はい、風合いも崩れて縮んでしまいます)高価なものですので、大変でも専門店へぜひご相談ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか
大切な思い入れのあるママが着た振袖をお嬢さまへ。
きものだから出来る事、きものだから喜ばれる事。
昔から代々きものを受け継がれることの尊さや大切さ、そして今もなお時代に合わせて譲り受ける幸せ。
これでこそ着物は今の時代に合ったサステナブルアイテムなのではないでしょうか。
今でこそ大きく取り上げられる世界環境問題に対する意識ですが、着物の文化は昔からやっているふつうの生活の一部なんでしょうね。
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今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
Kimonoしゃなりでは、専門のスタッフが振袖選びのご相談から、前撮り撮影、成人式当日への準備、着付け小物やご着用後のお手入れの事にいたるまで振袖に関するあらゆるお悩みやご相談を無料カウンセリングで承っております。
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栃木県宇都宮市の振袖きもの専門店、Kimonoしゃなりマネージャー千夏でした!
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これからも努めさせていただきます。
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