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教えて!襦袢って何?

襦袢とは?

この【じゅばん】とは、肌襦袢・長襦袢・半襦袢などの総称です。

私も改めて調べてみたら、語源はポルトガル語の〝ジバン〟古代の胴衣から、じゅばんになったとか。

そうなんです!
襦袢は、着物の下に着るもの。間着のことを言います。

ただ、襦袢でも、肌襦袢・長襦袢・半襦袢、それぞれ用途が変わります。

着物を着る上で、必要なアイテムなので、ぜひ押さえておきましょう!!

肌襦袢とは?

【はだじゅばん】とは、文字通り、直接肌につけて着るもの。=下着です。

今は、肌襦袢もたくさんの種類が各メーカーさんから出ています。

肌襦袢の種類

肌襦袢の種類は、大きく分けて2つ。

  • 肌襦袢・裾除けとわかれているタイプ
    裾除けの着付けが慣れるまで大変かと思いますが、長さを調整できますし、肌襦袢も軽くまえを合わせればOKなので、着るのは簡単です。
    ふくよかな方や、バストが大きい方、身長が高い方など、体型を気にせず使えます。
  • ワンピースタイプ
    S・M・L・LL・3LLくらいのサイズ展開です。
    基本は身長で、着丈の長さが違い身幅などはさほど変わりません。
    素材や形も色々あり、頭から被るものもあれば、紐でまえを結ぶものなど、様々です。
    私は、今カシュクールワンピースの肌着を使っていますが、ストレッチも効くので動きやすく、着心地も良いので、おすすめです!
    ワンピースでも、前で紐を結ぶ形ならば、体型は気にせず着用できます。

長襦袢とは?

【ながじゅばん】とは、着物の下に着用する下着の一種です。
半衿をつけて、ついたけで着ます。

長襦袢は季節によって、素材と仕立て方が変わります。

春・秋・冬なら、裏地を重ねた袷せのものか、袖無双といって、袖部分だけが二重になるよう仕立てたものを着用します。
素材も正絹、羽二重などが多いですが、今は自宅で洗えるポリエステル素材で作られたものもでているので、用途に合わせて使い分けしている方が多いです。

そして、6月や9月(体感で暑いなぁ〜と感じる時期)は、着物も単衣(ひとえ)といって、着物の裏地が付いていない着物に衣替えします。それに合わせて、長襦袢も単衣用の長襦袢に交換します。
長襦袢も袷せのものから一枚で仕立てた物になります。

そして、7月、8月の夏の暑い時期は、着物も夏用の「絽」や「紗」と言った涼しげな素材のものに代わるので、襦袢も同じように、透け感のある素材で仕立てた長襦袢を着用します。

ここで、気をつけたいのが、半衿です!
半衿は、着物を着た時に見える部分で、お顔の近くなので、目立つところです。
しかも、ちょっとした合わせ方のルールもあります。

半衿も簡単に言うと、冬用と夏用とで変わります。

特に単衣の長襦袢を着用する際、その日のお着物に合わせて、半衿も変えないといけないので、注意しましょう。

長襦袢の種類

長襦袢の種類も大きく分けて2つです。

  • ついたけで着るタイプ
    ついたけとは、身丈と同じ長さで出来ているものになります。
  • 二部式長襦袢
    上と下で分かれているもの。

あとは、長襦袢の色・柄ですが、それは着る着物によって合わせるものが変わってきます。

【フォーマル着物】黒留袖・喪服=白、柄無し
【フォーマル着物】色留袖・付下げ・訪問着・色無地=色自由(薄めが合わせやすい)柄無し
【カジュアル着物】小紋・紬=色自由、柄付きOK

※フォーマル用の長襦袢ですが、地模様の柄はOKです。

あとは、寸法も大切です。
着物にあっている寸法の長襦袢を着用しましょう。
身幅・裄・袖丈の確認が必要です。

【身幅】長襦袢の見頃が前でしっかり重なりますか?十分に重ねれば、襟元の半衿も綺麗に重なり、見た目も美しく整いますが、少ししか重ならないのであれば、襟元もはだけてしまい、着物の着崩れの原因にもなります。

【裄】手の長さを指します。細かく言うと、裄も肩幅と袖幅と分かれるので、裄の長さだけでみてしまうと、長襦袢の袖が着物から出てしまったりするので気をつけなければなりません。

【袖丈】袖の長さです。

半襦袢とは?

【はんじゅばん】とは、肌襦袢に襟がついた、半身、上だけの肌着です。
基本は単衣仕立てで、木綿の物が多いです。

男物に用いられることが多いのですが、それはなぜかと言うと、男物の着物は、女性の着物と形が異なるからです。

実は、女性の着物のように、男物の着物は、脇が開いていないのをご存知ですか?女性の着物の、開いてる箇所を、身八つ口と言います。女性は、着付けの際に、その身八つ口から手を入れて、襟元やおはしょりを整える作業が必要ですが、男性は、襟元を合わせるだけなので、身八つ口は必要ないんですね。

その、男物の袖のかたちを人形袖と言います。これは、文字のまま、お人形の着物の仕立てに似ているところから、そう呼ばれているようです。
長襦袢を着ていなくても、わからない。そのような事から、半襦袢を使うかたが多いのではないでしょうか。

ただ、女性もこの半襦袢が活躍する時期があります。
それは、浴衣の時期です!

去年の夏、浴衣を着て、夏祭りや花火大会などにお出かけされた方も多かったのではないでしょうか。
浴衣に半幅帯を結んで、コーディネートも華やかで気軽に楽しめるお着物ですよね。

でも、ワンランクアップして、夏に浴衣ではなく着物を着たい!と言う方も増えました。でも、実際は、着物は少し難しそう?ということで、足踏みしてしまう方も…

そこで、使うのが、半襦袢です!!

そうです。半襦袢を着ることで、浴衣も着物を着ているように、大人っぽくコーディネートできてしまうんです。この時の半衿は夏用、絽の半衿ですよ。

帯は、半幅帯でも夏用の名古屋帯でも、どちらでも構いません。

半襦袢を着てしまえば、簡単に着物の装いになりますよ。
よろしければ、今年の夏、ぜひトライしてみてくださいね。

まとめ

襦袢、おわかりいただけましたでしょうか?

襦袢は【肌襦袢・長襦袢・半襦袢】のこと。

肌襦袢は下着。
長襦袢は、着物の下に着る間着。
半襦袢は肌襦袢に襟がついたもの。

それぞれ用途が異なります。

種類もたくさん出ており、なかなか選ぶのも難しいとは思いますが、着物を常に着ていると、使いやすさやTPOに合わせて、使いこなせるようになってくると思います。

最初は、わからないことばかりで当然です。

着付け教室でも、レッスンの合間にこういった着物の知識などもお話しさせて頂きます。徐々に覚えていけば良いんです。

まずは、着物を好きになって欲しい。そして、着物ライフを楽しんで欲しい。と、私は思っているので、気軽に着付け教室にもお出かけくださいね。

KIMONOしゃなり 寺﨑


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