振袖を着るときのポイント、雨や雪の日対策
みなさまこんにちは
栃木県宇都宮市の振袖きもの専門店Kimonoしゃなりマネージャー千夏です。
いよいよ夏本番。
もうすぐお盆の時期になりますが、急な天候の変化など気になりますよね。今回は振袖を着る際に、みなさん心配になる雨天時の対策をまとめてみました。
成人式や結婚式のお呼ばれで振袖を着る日が、雨予報なんてことも事前にポイントをおさえておけば大丈夫です！この記事をチェックして、当日は焦ることなく大切な振袖や帯も汚さないよう一日を過ごしましょう。
１）事前準備はしっかりと
振袖を着ることが決まれば、天気予報のチェックはマストです！
雨や雪予報が少しでも出ていたら、それに向けて対策しておくと万事休すですよね。プロの呉服屋さんだから思いつく準備をまとめてみました。
雨の日おすすめアイテム
①草履カバー
草履をすっぽり入れられる、雨雪対策のプラスチックカバー。サイズがあるので、草履の幅や大きさに合わせて選びましょう。鼻緒にスナップで装着するタイプは履いていてもずれずに安心です。草履カバーの底にすべり止めも付いているので雪でも歩きやすいです。
楽天市場しゃなりすと「草履カバー」660円～
②替え足袋
念のため、移動中に足元が濡れてしまった場合に替えられる足袋を準備しておきましょう。足袋は一番汚れやすいものです。同じ替えの足袋、または足袋の上に初めから履いておく足袋カバーでもいいですね。
③和傘
いつもの傘でも雨はしのげますが、和傘などあれば風情ですね。和傘職人さんが作った蛇の目傘などは貴重ですが、振袖姿にもぴったりかもしれません。
④クリップ
長襦袢や振袖の裾を濡れないように少し持ち上げておきたいとき、クリップをバッグに入れておくとよいでしょう。トイレに入って用を足すときにも使える便利グッズです。
⑤タオル・ハンカチ
万が一、振袖や帯が濡れてしまった場合は、こすらずタオルで水分をしみこませましょう。特に正絹のきものは水分が大敵です。カード加工している場合は水分も染み込まずにビー玉のようにこぼれ落ちますが、無加工品は要注意です。
⑥レインブーツ
それでもずごい雨雪なら、だんぜんレインブーツがおすすめです！長襦袢も振袖も裾をまくり上げながら歩かないといけないほどなら、いっその事草履は持参して、ホテルや会場内へ入ってから履き替えましょう。
⑦てるてる坊主
はい、作りましょう～！部屋いっぱいに！
あとはてるてる坊主さんに頼んで、太陽が出てくるのを願いましょう♪
２）ガード加工が安心
雨の日、雪の日はやはりガード加工をしておくと安心です。
当店で取扱いしているパールトーン加工は、大切なきものを水や油汚れから守る撥水防水加工です。
当店で振袖や訪問着はもちろんの事、小紋や紬、長襦袢や帯など、正絹であればあらゆる商品にパールトーン加工をおすすめしています。雨や泥はねを気にする心配もなく、お出かけを楽しめます。
お仕立て誂え時だけではなく、作ってから何年も経ったお手持ちのきものにもパールトーン加工は施せます。料金や加工期間などのご相談も承りますのでお問合せ下さい。
しゃなり無料振袖ご相談会
３）着用後の保管方法
あいにくの天候でも振袖を着用した後は、しっかり対策してから保管しましょう。なるべくお金をかけずに、家で出来ることは自分でお手入れする、という気持ちで大切に保管しましょう。
当日やること
①まずは陰干し
きものの大敵は汗や水分です。まずは振袖を脱いだら、きもの、帯、長襦袢、和装小物を風通しの良いところで一晩ハンガーにかけておきましょう。意外と汗が付いてしまう伊達締めや帯締め、帯揚げを干すのも忘れずに。とにかく身につけたものは全て干すという気持ちで。
②草履を拭く
雨や雪で水分や汚れが付いた草履は、その日のうちにきれいな布で拭いてから乾燥させましょう。水分を素早く吸収する新聞紙を活用するのもアイデアです。もし草履に汚れを見つけたら、固く水気を絞った布でさっと拭いておきましょう。
③足袋や肌着を洗う
肌着や裾除け、和装ブラジャーなどは洗濯ネットに入れてお洗濯OKです。足袋は汚れていたら部分的にブラシでこすって漂白剤を使うのもおすすめ。
翌日やること
①汚れをチェックしてたたむ
振袖や長襦袢、着用時に付いた汚れなどをたたみながらチェックしましょう。特にファンデーション汚れやなど皮脂汚れ、ヘアセット剤などが付く襟元は必ず見ておきましょう。袖のたもとや裾もポイントです。もし、少しでも気になるシミなどあれば、自己処理せずに呉服屋さんに相談することがおすすめです。
②和装小物を収納する
帯締めのふさは和紙やティッシュで包んで保管したり、帯揚げや肌着にははアイロンかけたり、腰ひもなども丁寧にたたんでしまうと次回もきもちよく使えます。長く使うものですから、大事に収納しましょう。
４）雨対策の注意点
雨が心配だからといって防水スプレーをしておく場合は注意が必要です。
ナイロン素材のコートなどに防水スプレーで事前に撥水加工を施すのは安心ですが、洗うことのできない正絹の振袖などにはあまりおすすめできません。使い方によっては絹にしみることもあるので注意しましょう。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございました。
振袖を着る日、どうしても天候が悪いときでも、事前準備さえしっかり把握していれば安心して一日過ごすことができます。
それでも、もちろん晴がいいですよね～！
てるてる坊主さんの願いも届かない場合は、ぜひご相談ください。
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ハタチの記念日が素敵なものになりますように、応援団！
マネージャー千夏でした。
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