父の一言。
金曜日からのホテル催事前のゆったりした休日。
今までの準備に加え、お客さまの対応、新スタッフの研修や店内事務作業を日々こなし緊張感ある中での水曜日。
気持ちもココロもリフレッシュできる一日が過ごせました。
午前中には子供に荒らされた部屋の掃除に洗濯、お昼は両親とのランチ。
60歳で引退した(8年前)両親は全く会社にも顔を出さず口もはさまず若社長へ任せている。
経営も方針も全て任せて見守るのが両親の哲学。
でも、今回ばかりは福田屋呉服店の特別イベントということで
お客さまを一緒にお出迎えするため手伝ってくれる。
たわいもない会話でランチもはずみ、ワタシもリラックスできるひととき。
こんな時間が今は大切。
両親は、兄とワタシがきもの屋さんを継ぐ前
35年もの間、福田屋呉服店の6番目の走者としてバトンをつないでくれた。
素人のサラリーマンからの突然の後継ぎ、それでも会社の未来を創ってくれた。
きもの屋さんは母の実家でもあり
もしこの突然変異がなければ、ワタシはSHARPの転勤族の娘であったかもしれない事実。
その熱いバトンを7番目の走者である兄が引き継ぎただ今次代へつなげと走っている。
そんな父が言った。
「5年に一度って言ったら、今回がもう最後だろうから一緒に3日間いるよ。」
なんだろう、ちょっとした父の一言がワタシにとっての勇気に変わる。
この暖かい言葉に元気をもらう。
キモノが好きだから。
お客さまに喜んでもらうの好きだから。
今日の充電を明日からのエネルギーに変えて、気持ちがとても晴れやかな気分になったなぁ。
お客さまに慕われてきたそんな父のために、母のために、そして大好きなみんなのために
笑顔で頑張っていこう~っと。