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結城紬の産地見学①

今回は新人スタッフの勉強ということで宇都宮から車で1時間10分でたどりつく結城市へ。


着物ファンにとっては憧れの「結城紬」。


着心地のやわらかさ、温かさ、上品さ

真綿から感じるぬくもりは

やはり地元での職人さんたちの匠の技で受け継がれていることに改めて実感しました。



前回同様、取引先の「奥順」さんに案内されて充実した2時間半になりました。


撮影も許可していただき貴重な資料や現場を拝見させていただきありがとうございます。



まずは結城紬のメーカー奥順さん前にて。



国の登録有形文化財に指定されている蔵を社屋として保有しています。


なんだかタイムスリップしたような雰囲気に初めからテンションあがります(笑)




まずは全国各地から誂える前の結城紬が産地に戻り、「湯通し」をするところから見学スタート。



この時期は天日干しに3~4時間、夏場は1~2時間かかります。


晴れの日が続かない場合もあるので結城紬の「湯通し」には一週間の余裕がほしいですね。



真綿で紡ぐ結城紬はふわふわしている分、しっかり糊づけされ織られます。


それをお風呂くらいのお湯(約40℃)に浸し


一反一反丁寧に職人さんの手加減で糊(小麦粉)を落としていきます。


こんなに外で太陽の下にさらすと反物のヤケが心配でしたが


昔から結城紬は科学染料を使用(耐久性、色素の持続性をより高めるため)しているので

ヤケは気にせず天日干しができるそうです。



午前中から天日干しが始まり一日5時間くらいの作業が毎日続きます。


カラフルな色彩が青空の下気持ちよく並んでいる姿、うっとりしてしまいました。



今は紺や茶などの色あいよりもパステルカラーややわらかな色彩の結城紬が人気のようです。






寒い中、指先も凍りそうな中


職人さんの微妙な感覚での湯通し作業も結城紬ならではの温かさやふんわり感を作る上で


大切な工程の一つなんだなぁと改めて実感しました!




施設内にある結城紬資料館「手緒里」

新設されたカフェやギャラリーの様子は次回更新します!



つづく。。。。











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