振袖のグレードってあるの?値段はなんで幅があるの?

振袖選びの時期

これから振袖を成人式用に選ぼう、とか友人の結婚式など式典に着て行こうと
お考えの皆さんは、着物という日本文化を守ってくれる素晴らしい担い手です。
今日は、振袖カタログが各社から送られて来て戸惑う高校生の皆さまやお母様から寄せられた素朴な疑問にお答え致します。

カタログ内の振袖の値段について「どうして値段に幅があるの?」という疑問や「振袖にグレードってあるの?」というご質問に焦点を当ててみました。

振袖にはグレードってあるんですか?

生鮮食品のように表立ってABCのランク分けをするグレード規格のような物はありません。
但し、着物は振袖を含めて織機で反物にまずは織られるため、反物の状態をお客様に見て確認して貰ってから仕立てるお着物(種類で言うと小紋や紬、附け下げなど)の場合、製造過程で織物にちょっと傷がついたり、織りむらが出来たり、染める過程で難が出たりする場合があります。
機屋(はたや)さん達の間ではこういった、ほんのちょっと難点がある反物を総称してB反(ビータン)などと呼び、検品上まったく難点のない反物を正反(せいたん)と呼んで区別しています。

そもそも振袖は、礼装用の装いなので、反物から仮縫いの状態で、図柄に沿って染めや金彩を施し、半分完成形のように絵羽(えば)と呼ばれる仮縫い状態でお客様のお目に触れるようにお出し致します。
ですから、製作の段階でB反は弾かれ、角段階の品質チェックを通り、絵羽と呼ばれる羽織ることが出来る状態で、つまり仕上がりが想像しやすい完成度の高い状態で、お見せできるわけです。
ご購入が決まったら、一度仮縫いを解き、お客様のサイズに合わせて採寸通りに本縫いで仕立てるのです。訪問着もこの絵羽の状態でお見せします。

もちろん、それぞれ得意分野がある特徴的な機屋さんや何代も続く機屋さんは、市井の人々に名門と憧れられます。その品質や製造技法から業界内でも有名なブランドに近い感覚の超有名機屋さんの屋号というのが憧れとともに流布するのは、洋品の服やバッグのブランドに近い感覚かも知れません。

例えば、振袖や訪問着なら吉澤織物、青柳、藤娘きぬたや等、帯だったら、白綾苑大庭(はくりょうえんおおば)、紋屋井関、龍村美術織物や滋賀喜織物などなど。
弊社でも特選振袖コーナーの重鎮として、振袖選びにいらしたご家族さまのお目に入るベストボジションに配置させて頂いております。

手書き友禅のこちらの振袖には、襟元も比翼仕立てだったり、袖の部分にも工夫がされています。
金彩などが多く施されているのも特徴的ですね。

<<特選振袖についてご紹介したブログはこちらから

どうして値段に幅があるのですか?

振袖は未婚の日本女性の第一礼装として現代では、式典や表彰式、華やかな舞台の場などで着用されていますね。
一枚一枚職人さんが織、染め、絞りや金彩などの各種技法を施し、仕立てなどの各工程を得てお客様の目にとまるまで、振袖ちゃん達はお客様の目に触れるのを小売り店舗でじっと待っています。

職人さんが手書きで描く手書き友禅などは、年間の製造枚数も少なく、技術力をもった職人さんが老齢化してきて担い手が居なくなってきている現状からも、その希少性から、価格も高くなります。
絞りなどの技術は特に担い手の問題が切迫しているのが現状です。

それらの理由から多くの職人の手を合わせて作られた特選の振袖などは、その価値にも価格も納得されると思われます。

その一方で、印刷技術の発達により、化学染料を用い、近代のプリント技術で友禅染を真似て再現した物などは、工程をかなり短く出来たり、コストも抑えることが出来るため、同じ色や柄を均一に生産できるようになるました。
昔は3桁は下らない高価で高嶺の花だった正絹の振袖一式が2桁台で買える良い時代になったとも言えます。
レンタル品も購入品も、数万円の差しか無い振袖もあるのは製造工程の差や仕立て技術や速度の進化のお陰です。
デザインの違いも、おしゃれなお嬢様のニーズに合わせて多種多様になりました。
一般的には、絞りや金彩など職人の手がかかる程、そしてそう言ったデザインが多くみられる振袖ほど価格は高いのです。

お客様の目線で言うと、カタログの中には、小さく価格が書いてある物が多く見受けられますが、レンタル一式なのか購入一式なのかハッキリと書いてある物ばかりでは無い様ですね。
しゃなりの参加している日本着物システム協会が年に数回発行している振袖の最新カタログに関していえば、表示価格は、振袖表地だけの値段では無く、袋帯や着付小物、ショールや草履、バッグなども含め一式で購入した場合の参考価格を載せています。実際に店舗で選ぶ時は、帯や合わせる小物などによって総額価格に多少の差がでます。
小売り店舗にもよりますが、早期特典やアフターサービスの違いで着用に関わる着付けや前撮り写真等の付帯価格に店舗毎の差は生じるのが現状です。

Kimonoしゃなりは、一店舗のみ宇都宮市大通りにお店を構えて153年目を迎えています。
顔の見える接客と、いつでも気楽に立ち寄っていただける老舗呉服店ならではのアットホームでプロフェッショナルなアドバイスが取り柄のお店です。
購入だけで無くレンタルもご相談に乗らせて頂いています。
当店を選んで頂ける最大のメリットは、式当日も、ご案内しているお店の女性スタッフが優しく着付けまでお世話差し上げる事。宇都宮市含む近郊の市町村には全て地の利が良いことがあげられます。

そして何より、当店で扱う振袖の9割、弊社のお送りしたカタログの振袖は県央、県北のお客様には、特に一地区一柄をモットーに全く同じ振袖は同学年のお嬢様には他の方に行かない様、配慮をしています。
私達は、振袖を売ればいいと言う考えは無く、振袖選びからのご縁を大切に、着物ライフのサポートをずっと差し上げる事を強く願ってお世話差し上げる会社です。

また、呉服店には珍しく、スタジオかれんという、トータルフォトスタジオを経営しています。(こちらはレンタルのみ)専門のヘア、メイク、最新の撮影機器を備えたスタジオの中で、撮影のプロが、お嬢様の美しさをを女優の様に切り取りますよ。

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著者 Kimonoしゃなり 着付師 見辺明子


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那須塩原市、大田原市、塩谷町、高根沢町、那須町等、
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創業154年の着物・振袖専門店として
皆さまから愛される店づくりをモットーに
これからも努めさせていただきます。


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