おばあちゃんのキモノ☆橘と花くす玉黒振袖
ワタシには大切なおばあちゃんがいます。
もうすぐ89歳を迎える美人で口達者なおばあちゃん。
昨夏は体がグンと弱り危篤状態をうろうろし
家族やみんなの愛情で命を取り戻したおばあちゃん。
今では家で人生のまとめを静かに過ごしてます。
ここぞというときに着るキモノだけを入れている桐箪笥に
(毎日着ているキモノは押入れ収納なもんで・・)
おばあちゃんからもらった大切なキモノも数枚入れてあります。
しっとりとした振袖は、きっと70年近く前に着ていたもの。
大正生まれで病院のお嬢だったことから
その時代でも、かなり高級なキモノをたくさん持っている。
黒地で手描きの大きな橘に刺繍がほどこされてあり
裾にはふき綿、裏地も紅(もみ)でどっしり重みのあるちりめん。
金こま刺繍がほとんどはがれてしまい、直しに出そうと思ってますが
見事なまでの状態で、シミひとつないキレイな振袖。
でも、ワタシは・・
袖を通す機会を失い、今では桐箪笥に貴重に保存してあるけど
いつか娘に(おばあちゃんのひ孫かな・・)に着せてあげたいな。。。
大好きなおばあちゃんのキモノは今もなお素敵に輝いています
ありがとう。
←こちらもどうぞ!
にほんブログ村