振袖の保存とお手入れ

こんにちは、KIMONOしゃなりの若林です。
この時期は卒業シーズン、新たなステップに向け別れを惜しむ季節ですがご卒業の皆さまおめでとうございます。

今回は、卒業式や成人式などで振袖をご着用したあとの保存方法のポイントや自分でできるお手入れ術などをまとめてみました。知っておくと便利なこともありますので、ぜひご参考にしてみてください。

1)振袖の汚れやすい部分
2)着る前・着た後にすること
3)収納について
4)虫干しのこと

1)振袖の汚れやすい部分

きものの種類の中でも、なかなか着こなしが大変なのが振袖ですよね。豪華な長い振り(袖丈)、気にしながら着ていてもいつのまにか汚れが付いてしまっていた、なんてことはよくあります。お客様からシミ抜きなどでお預かりする中でも汚れやすい部分の紹介をしてみます。

衿・袖口・裾

どうしても首周りの汗や皮脂汚れ、メイクアップのファンデーション汚れが付きやすいのが振袖や長襦袢の衿です。着用後すぐには見えにくい汚れも、時間がたつとくっきりとシミに浮き上がってくる場合があるので要注意。

長襦袢の袖口もうっすら手首の皮脂汚れが付いたりしています。ハンドクリームなど付けた場合はあまり手首まで塗らないようにするのもちょっとした工夫ですね。

長時間歩いたり、神社や公園などで舗装されていない道路を通ったり、裾もしっかりホコリ汚れが付くものです。雨の日でも泥はねしないような歩き方を試してみるのもポイントです。

上前(うわまえ)

振袖を着て前を合わせたときに上になる部分を「上前」といいます。

食べ物や飲み物をこぼしてシミを作ってしまったりすることが多いですね。ケチャップやお醤油、ワイン、ステーキの油はね等、汚れの種類によって使うシミ抜きの溶剤には違いがあります。慣れていない人がベンジンなどでシミを取ろうとして、かえって和染みになって広がってしまうケースもありますので、汚れたら必ず呉服屋さんに相談しましょう。

上前の汚れを防ぐのは、きものエプロンやハンカチなどで襟元からカバーしながら飲食をするのがやはり一番ですね。

袂(たもと)

冒頭でも話した通り、振袖の袖はとっても長いので気にしていてもいつの間にか汚れてたってことが多くある部分です。

階段の昇り降り、車の乗り降りなどは両袖を持ちながら扱うように注意したいものです。それと多いのは、椅子に腰かけているときに袖が床についてしまう場合です。椅子に座るときも両袖を膝の上にたたむようにして、なるべく床に落ちないような工夫をしましょう。

お尻まわり

振袖を着ているとき、帯結びもしっかり背中にあるのでなかなか後ろ側は見えずらいものです。

椅子に座ったり、電車や車に乗るときには必ず汚れがないかチェックしておきましょう。もし気になるようでしたら、ハンカチをいつも携帯して座る前に敷くのも安全ですね。

2)着る前・着た後にすること

大切な振袖、とっても楽しみにしていた成人式/卒業式/前撮りがいよいよ目前!せっかくならちゃんと自分の振袖を準備しておきたいものです。

着る前にしておきたいこと

誂えたばかりの振袖に初めて袖を通す場合は、しつけ糸を外しましょう。しつけ糸とは衿、袖、裾などに5センチ程度付いている縫い糸です。

数日前に箪笥から出してハンガーにかけ、日陰で風通しをして箪笥や防虫剤のニオイを取りましょう。前日にはきちんと元のようにたたみ、帯やコーディネート小物、着付け道具などをセットして準備完了です。

着るときのポイント

自分でメイクやヘアセットなどする場合は、振袖を着る前に済ませておきましょう。着付けをしてしまうと、腕を上げたり手を後ろに回したりなどの動作が着崩れの原因にもなります。

時計や指輪、バッグなどのアクセサリーを付けるなら着付けの後にしましょう。尖ったもので生地をひっかけてしまったり、帯の織り糸を傷つけてしまわないよう注意してください。ネイルチップも着付け後に付けるほうが紛失防止になります。

着た後にすること

部屋の中で衣装敷を広げ、その上で振袖を脱いだら、まず振袖、長襦袢、帯を別々のハンガーにかけて風通しのよい場所で一日干しましょう。湿気やホコリ汚れを取ります。ハンガーにかけているときに全体をチェックするのをお忘れなく。もし気になるところにシミなど汚れている場合は、早めにプロに相談するのがおすすめです。

足袋は脱いだらすぐぬるま湯につけておくと汚れが早く落ちます。肌着スリップ(または肌着・裾除け)はそのままネットに入れて洗濯機でお洗濯できます。

帯締めや帯揚げ、着付け道具なども風通しの良いところで一日置き、腰ひもや伊達締め、帯揚げは軽くアイロンをかけてからしまいましょう。草履やバッグの汚れは乾いたタオルでふき、乾燥させてからしまうとカビによる劣化から守れます。

当店の着物のお手入れ方法・悉皆サービスでは安心して振袖を着ていただくためにQ&Aでご質問をまとめています。

「成人式後振袖のお手入れについて」でも詳しく紹介しておりますのでぜひチェックしてみてください。

3)収納について

「振袖はどうやって保管するの?」

お客様のご質問でとても多いのがこの収納についての事です。成人式を迎えるお嬢さまのパパママ世代、なかなか着物の扱い方(たたみ方や保管方法)に不慣れな方も多くいらっしゃいますよね。いつもおばあちゃんがやってくれていた、実家で保管してくれている、とどうしても頼ってしまいがちです。

でもここで、せっかくなら親娘で上手に振袖セットの収納をマスターしてみましょう!

振袖・長襦袢・帯のたたみかた

最近は便利にインターネットサイトや動画検索でもきもののたたみ方がわかりやすく掲載されていますので、スマホからでも簡単に調べることができますね。

①振袖のたたみかた

1.衿が左側、裾が右側に裏地が見えるように広げます。手前の下前の脇縫いに沿って折ります。
2.下前のおくみに上前のおくみを重ね襟元を整えます。
3.上前側の脇縫いと最初に折った下前側の脇縫いを重ねて両袖も整え半分に折ります。
4.背中心の部分で衿を内側に折り、全体を二つ折り、または三つ折りにしてたたみます。

②長襦袢のたたみかた

1.肩山を左、裾を右にして裏地が見えるように広げます。
2.下前の脇縫いで折り、袖を折り返します。
3.上前の脇縫いで折り、同じように袖を折り返します。
4.肩山から少し下がったところに裾がくるように二つ折りに折ります。

③帯のたたみかた

1.半分に半分に折っていきます。
2.折り筋がつなかいように和の部分に綿で作った棒状のクッションをはさみます。

4)虫干しのこと

「一年に一回は虫干しをしましょう」とよく見聞きするけど、虫干しってやはり必要ですか?とご相談を承ります。

密閉度が高く湿気がこもりやすい最近の住宅事情だと、一番の心配が着物の大敵「湿気」です。湿気はカビや変色の原因でもあり、いったん正絹の着物や帯などにカビが発生してしまうと素人では落とせないのが現状です。

虫干しの目的は、風を通して湿気を払い害虫をのぞくことです。一般的に「虫干し」といいますが、実は季節によって名称が違います。

土用干し:7月下旬~8月上旬
虫干し:10月下旬~11月上旬
寒干し:1月下旬~2月下旬

晴天が三日以上続いた後に、風通しがよく日の当たらない場所に着物ハンガーで数時間吊るしておきましょう。帯や小物も箪笥から出して、箪笥の引き出しも開け放ち乾燥させてあげることがおすすめです。空気を入れ替えることでじめじめした湿気を払うことができます。きもの専用の乾燥剤や無臭の防虫剤などを入れている場合は、この時に取り換えておきましょう。

実は、最近当店にママ振袖として利用した約25年前の長襦袢をクリーニングでご持参されたお客様がいました。正絹の長襦袢なのですが、点検の際に私たちが虫食い跡を二か所見つけました。通常は正絹の生地は虫が食べない傾向にあり、ウールの生地以外はほとんど虫食いは見ないので念のためプロの悉皆屋さんに相談してみることにしました。そしたら正絹でもカビやシミがある部分は虫食いができる、長年箪笥にしまっておく間に正絹でも虫に食べられてしまう場合もよくありますよ、とおっしゃっていました。

生地に穴が開いてしまうとなかなか元のように修復するのは困難です。着用後すぐにはなかなか汚れが見えないことが多いですが、やはり毎回汗染みや汚れを点検しながら気になったら早めに呉服屋さんへ相談していただくのが一番なのかなとつくづく思った次第です。

まとめ

ちょっと長くなってしまいましたが、最後までおつきあいいただきありがとうございました。

大切な振袖を正しくお手入れして上手に保管できれば、娘の代、孫の代までちゃんと受け継がれていくものです。今では当店でもほとんどの商品に付けているパールトーン加工のように、安心して着物を着られるような撥水防水加工もありお手入れがしやすくなっていることも良いですね。

もしお手持ちの振袖や着物でもご相談がありましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください。


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