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キモノ屋さんで働くことになったキッカケ。

もともと、生まれ育った家業を継いでいるように見えるけど

数多くのいろいろな出会いやキッカケがあり

たくさんの素敵なオトナのひとを好きになり

いろいろ学び、悩み、励み、楽しみ、挑戦し

キモノ屋さんで働くことになって、早15年。。。



遊牧民族的生活にあこがれるワタシは・・・

15歳の時、南米エクアドルにスペイン語を学びに留学を計画。

訳あって、当時の隣国ペルーなどでの内紛での治安の悪さに

予定変更でアメリカ東海岸へ。

アメリカでの高校・大学時代におぼろげに興味があって

文化人類学(anthropology)を専攻し、

ネイティブアメリカンやアフリカの部族、アジアの先住民の文化や生活

そして人類をさかのぼる猿からヒトへ・・・

人が好きなのか、民族文化に興味があるのか、

はたまたワールドワイドな考えの違いに身を投じるのが好きなのか



7年後にニッポンに帰ってからは

自分の国の文化や歴史の無知さに恥じらい

京都や和風にひきつけられるように、LOVE日本JAPANになっていた。

茶室や日本家屋を見てもハッとして、

書道や日本絵画を見てもドキドキする。

よくある外国人のニッポンマニアック的だったような。。。

(侍Tシャツとか着ちゃって)



そしてもちろん、キモノは「和」を代表するひとつ。

母もおばあちゃんも日常的にキモノを着ていたからすぐハマッた。

しかも初めて行く京都で出会ったキモノは、

ワタシが考えていたよりずっと新しく新鮮でセンセーショナルに見え

すべての人たちに支えられて

すっかりキモノ屋さんになることに決めた。

あの頃は、見よう見まねで着付けをし、

ちゃんとお店の定休日を利用して御茶ノ水まで着付け教室も通った。



面白いほどに・・・

アメリカに一人旅立つ娘の見送りはあっさりで

大人になった京都への一人出張のはかなり心配していた両親。



早15年。


大切にしていきたいのは

自分がキモノを楽しむこの気持ち。

そしてちょっとでもキモノの楽しさを伝えていくこの気持ち。



これからも、

少しずつ



遊牧民族になり損ねているワタシなりにあせ

昨夜のラーメン屋で読んだ

ネイティブアメリカンの詩集を思い出しながら・・・。



千夏でしたにひひ



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本日も最後まで読んでいただきありがとうございました!







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