【アンティーク着物】母から子へ、子から孫へ。
キモノに興味を持ったのも
元はといえば毎日キモノ姿の母の影響大ではあるが
アンティーク着物の神秘さに魅かれたのも確実。
洋服じゃ考えられないような
半世紀前のキモノの魅力は誰が見ても圧倒される。
アンティーク着物コレクターで一目置かれる
池田重子さんと同世代くらいの
大好きなおばあちゃんから譲ってもらった
大切な宝物を本日はブログに綴り記録しようと思う。
桐の箪笥に丁寧に保管しているのは
かれこれ60~70年前におばあちゃんが着ていたもの。
町医者で生まれたおばあちゃんは今月、89歳。(←ばっちり元気!)
呉服屋に嫁に来てキリっと帯を締め
女将たる姿で何十年もキモノを愛し続ける。
七歳の節目に着たずっしりとしたちりめんの祝着。
絢爛豪華な宝づくし文様の女児用袋帯。
七五三の写真すら見てないけど、
きっと戦前の貧しいニッポンでも
人々の中でキモノは大切にされてきたんだろうと思う。
おばあちゃんが嫁入りの時に着たという
黒の本振袖(家紋が五つ入っている振袖の名称)。
「丸に抱き茗荷」は旧姓(飯田)の家紋。
昔はすべてのキモノに付いていた裾にあるふき綿が
昨今では比べ物にならないくらいの重みに見える。
素直に
この長い年月、大切にされてきたキモノへ愛着が沸くと同時に
これから楽しみに成長していく愛する娘たちに
すべてのキモノを受け継がせたいと
今夜、改めて思う。
だから・・・
こういう気持ちになれる
キモノが好きなんだ。
まだまだあるおばあちゃんからのお宝は次回へつづく。。。
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