初めての振袖、着崩れしないコツって?

こんにちは。
栃木県宇都宮市の振袖・きもの専門店Kimonoしゃなりマネージャー若林です。

これから成人式の前撮り撮影を迎えるお嬢さまも多くいらしゃる時期ですね。初めて振袖を着るのでちょっと緊張や不安がある皆さまへ、今回は「着崩れしないコツ」を書いてみました。

着物を着るのは七五三ぶりです!
きもの着るの実は初めてです!ってお嬢さま、ご家族さま、必見です。笑
どうぞ最後までお付き合いくださいませ~。

着崩れしないコツ~その1

久しぶりに、いやほとんど初めてに近いのに着るきものが振袖なのは結構大変なことです。袖はとっても長いですし、帯も華やかに変わり結び。草履で歩いたこともほとんどなければ歩くのにも一苦労。

そんな場合でも、ポイントだけでも押さえておけば前撮りや成人式でも着崩れを最小限(もしくは、全くなく!)で過ごせるのです。

着付け小物は大丈夫?

まず大切なのは、着付け小物がちゃんと準備されているか。

着付けに必要な小物とは、腰ひも、前板、襟芯、帯まくら、伊達締め、コーリンベルト、後ろ板、三重ゴム紐 etc..
着崩れ防止のために特にチェックしたいのは、帯まくらとコーリンベルト、それに三重ゴム紐です。

帯まくらは本体にガーゼが巻いてあるのが最適です。
昔から家にあるので、ストッキングが巻いてあったり帯まくらの本体付属の紐だけだったりというのを持参される方もいます。ストッキング付きのものは、どう締めても伸びるだけ伸びてしまうので不安定になりがちです。ぜひガーゼに取り換えて準備してみてください。

一方、帯まくらの紐だけですと、着付けで締めたときに細い紐がぎゅっと体にあたるので痛みが出る場合も多いです。

そして襟元が崩れないよう固定したいときに使うコーリンベルトも欠かせません。振袖では伊達襟を重ねて着付けをすることがほとんどです。襟元がすっきり綺麗にキープできるコーリンベルトはとっても便利アイテムなのです。

そして最近の帯結びはゴージャスで華やかなスタイルが人気ですよね。たくさん羽根を作ったり、プリーツやつぼみなど可愛らしいアレンジをしたり、その時に便利なのが三重ゴム紐という仮紐です。コーリンベルトが出回る以前は、ふつうの腰ひもで着付けしていましたが、伸縮性のあるゴムが使われていることで着るご本人もきつすぎず、振袖を長時間着ていてもとても楽になりました。

Kimonoしゃなりでは、成人式前に着付け小物の準備をご相談いただくのも喜んで受けています。どれが使えて、どれは必要ないか。簡単にチェック差し上げていますのでお気軽にお申しつけください。

こちらも参考までに「振袖の着付けに必要なアイテムのご紹介」

着崩れしないコツ~その2

着付け小物の紹介をさせていただきましたが、そもそも振袖を着るときはしっかり体型補正をすることとスタイルに合ったインナーを揃えることも重要です。ほっそり手足の長い体型とぽっちゃりさん体型とでは補正も全く異なります。意外と手抜きしがちな、着付けの準備ですが、土台がきちんと整っているからこそ振袖姿がうっとりするほど美しくなるものです。プロの着付け師はこの土台作りにしっかり時間をかけます。

寸胴(ずんどう)にするのが一番よっ!
なんとも響きは・・・ですが笑、昔から言われ続けてる寸胴スタイルはやはり一番の着崩れ防止のコツでもあるのです!

ほっそりさん体型

肌着インナーの上にフェイスタオル数枚使って補正をしていきます。胸、鎖骨まわり、ウエスト、腰まわりにのせていきます。

フェイスタオルは薄手のものが最適です。
ブランドの立派なタオルよりも、よく〇〇工務店とか〇〇温泉とか、名入れタオルのような白地がおすすめ。中に使うものなので、絶対白!というわけではありませんが万が一色落ちなどを考えると白地のタオルがベストです。

ぽっちゃりさん体型

胸がおおきめぽっちゃりさんは、胸を押さえる和装ブラジャーかさらし巻きがベストです。ワイヤー入りのブラジャーは胸をより大きくしてしまうのでNG。

しっかり胸をつぶすことで(つぶしてごめんなさい)振袖姿の上半身がすっきり細くみえるのです。そして大事なのは、胸元がすっきりすると帯が下にずり落ちずらくなることです。胸やヒップがぽっちゃりしていると、やはりウエストがくびれていますのでそこにフェイスタオルを少しいれていき寸胴体型が整います。

着崩れしないコツ~その3

着付け小物がちゃんと準備されていて、体型補正もそれぞれの体に合わせて土台作りができているのに着崩れしちゃう場合があります。

え?ちゃんとしっかり準備してあるのに?!

そうなんです。
着なれない振袖を着るときに重要なのは、立ち居振る舞い(姿勢)との関係もあるのです。

立ち居振る舞いチェック

ヘアセットもして、着付けをしてもらい、いざ前撮り撮影。
歩き方や椅子の座り方、階段の上り下り、トイレの行き方、手のあげ方など普段洋服なら何も考えず動けることが不慣れな振袖だと難しいものです。

【歩き方】
普段より半分くらいの歩幅で、優しく音を立てないくらいのイメージで歩きましょう。大股になるとその分、裾が崩れがちです。そしてがに股にならないよう、少し内また気味に足を運ぶのを意識するといいですね。

【階段の上り下り】
階段を上るときに裾を踏んでしまっては、着付けがぐだぐだになってしまいますし、汚れてしまいます。右手でわき線(裾)を少し上げて上り下りするといいでしょう。あまり上げすぎても足袋から足まで見えてしまうので注意です。

【トイレの行き方】
最近はめっきり和式トイレは少なくなりつつですが、振袖のときは必ず洋式トイレを選んでください。振袖の裾、長襦袢の裾、裾除けを一枚づつ広げてしっかり汚れないよう上げます。用を足した後は、それぞれに一枚ずつまた戻します。クリップなどで帯に挟むのもおすすめです。

【手のあげ方】
タクシーを止めるとき、お友達との挨拶で気軽に手を上げてしまうこともありますよね。振袖を着ながら手を上にあげるのは着崩れしてしまう恐れも。袖がはだけて肌が丸見えに、なんてこともあります。着付けを崩してしまうこともあるので、手を上げるだけではなく顔や体も合わせて手を上げた方向を向くなど、なるべく胸元以上に腕を上げないほうが着崩れ防止にもなりますね。

よかったらこちらも参考にしてみてください。
「成人式当日!着崩れ対策、もし着崩れてしまったら」

まとめ

最後までお付き合いいただきありがとうございました。
なかなか着なれない振袖を着るとき、わたしも緊張したものです。初めての着用は成人式の前撮り撮影の皆さまも多いですよね。ぜひ着崩れないコツを参考に、準備してみてはいかがでしょう。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
Kimonoしゃなりでは、専門のスタッフが振袖選びのご相談から、前撮り撮影、成人式当日への準備、着付け小物やご着用後のお手入れの事にいたるまで振袖に関するあらゆるお悩みやご相談を無料カウンセリングで承っております。
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栃木県宇都宮市の振袖きもの専門店、Kimonoしゃなりマネージャー千夏でした!

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