みなさん、おはようございます

昨日は催事の準備をしながら

改めて日本の古き良き手仕事の技にうっとり

身近なものだと最近話題のiphone4S やipad2、

電気自動車やハイブリッドカ―、skypeや薄型テレビ・・

最新の世界のテクノロジーや新技術には

日々おどかされるほどのスピードですが

ワタシの仕事は

どちらかと言うと最新のハイテク技術よりも

人の手でじっくり時間と技を積み重ねて

昔からの技術を守り伝えていく製品（キモノ）に携わっている。

昔から伝わる郷土芸能だったり、歌舞伎だったり

古事記に記されるものだったり、古都の寺院や仏様だったり

武士の慣わしだったり・・・

日本には歴史に紐解く奥深い文化も大変な財産。

かたやキモノにとっても最近は気軽に身にまとう人も増えつつある中

やはり本物のダイナミックな手仕事に魅了される面々も多々。

みなさんもご存じのとおりもともとは全てお蚕さん。

繭から糸をつむぎ、色々な過程を経て

色鮮やかなキモノになる。

そんな、お蚕さんを丁寧に

地元のおばちゃんたちの細い手でひとつひとつ紡ぐ。

絣目をくくったり、地機で腰ふんばって一列一列織りあげたり

しっかり糊づけした反物に本湯通しをかけふんわり仕上げていく・・・

気が遠くなりそうな延々とした作業もすべて技。

今回の結城紬も

最近、世界的にも注目された日本屈指のテキスタイル。

そんな素晴らしい本物のキモノを

伝えていくのも

見せていくのも

ワタシの仕事ですww

一番カンドーしてるのは・・・自分だったりしてねっ