今、きもの屋さんに求められていること。
改めて、ここで新年の抱負を書くとするなら
2011年は 『今、きもの屋さんに求められていること』へのチャレンジ。
異業種の方やいろんな生活者とのかかわりの中で
自分なりに学んで行きたい分野をクローズアップしていきたい。
よくあるベタな抱負かもしれないけど、
あまり性格上、新年改めての心意気って見つめ直さない方だから
ここで気持ちよく自分でも整理して考えてみる。
ワタシにとって
「キモノ離れ」という言葉はかつての死語のような感覚。
周りにはキモノにときめきを感じ、魅力を持ち
自分から世界に入り、自由に遊びたいって思ってる人がとても多く
それに導かれるようにこの仕事に携わっていて充実した日々が来ている。
キモノを着る機会をもっと増やして(呉服屋さんバックアップだけじゃなく)
どんどん自由にキモノを楽しんでもらうのは前提。
下記は、そのほかの自分が思うこと。
今始まった議題でもないけど・・・そこがやっぱり重要なんだょね
ここで、改めて新年の抱負で掲げるのは二つ。
①着付けサービスや着付け教室の充実
もちろん、当店のお客様には着付けサービスを何十年とやってる。
キモノはもちろん着てナンボ。
着る瞬間が一番自分でも嬉しいはず。
売りっぱなしの小売店はなかなかキモノの楽しさを伝えられない。
そして、着付け教室の充実とはワタシも含めて一緒に楽しんでいく。
買ったり売ったりだけじゃなく、着ることにもっと重点を置くに限る。
②悉皆(染み抜きや染め替え)の充実
キモノは基本的に大切に適正に保管をすれば100年はもつ。
地元の行きつけの呉服屋さんが廃業してしまい
どこに染み抜きを出していいのか途方にくれグルグルしている声もある。
お母様からの思い出のキモノを娘に渡す時
改めて寸法直しや染め替えでキレイに修復さえも出来る。
キモノだから長年大切にしてもらいたい。
キモノだからもっと愛着をもって代々受け継いでもらいたい。
きっと、きもの屋さんでは当たり前の発言かもしれない。
でも実際は、商売先行で上記のことがおろそかになってる店も
少なからず見ている。
売れる、売れないが先走りあたかも空回りしていかないよう
ここでじっくり地に足をつけキモノ好きな人を応援していきたい!
当たり前のこと。
しっかりとやっていこう。
しゃなり福田屋 なんちゃって女将・若林千夏
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